僕は昔から漫画が好きだ。
もはやいい大人というよりおっさんだが、週刊連載している漫画はいまだに読んでいるし、漫画アプリも読みまくっている。
そんな僕が、今注目している漫画を紹介したい。
マガジンのアプリ、マガポケで連載中の『十字架のろくにん』だ。
出典:『十字架のろくにん』1巻より
タイトルでいじめっ子に復讐すると書いたが、勧善懲悪の単純にいじめっ子をぶっとばすと言った代物ではない。
主人公がいじめっ子をバンバン殺しまくっていくのだ。
読後感は「あー、スッキリ!」という感じではなく、「やべぇ、復讐って恐ろしい…」という感じになるくらいに徹底的に復讐しまくっていく。
あまりしっくりくるカテゴリーが思い浮かばないが、あえて言うならばダークヒーローものって言う感じだろうか。
『十字架のろくにん』のストーリー
主人公の「漆間俊(うるましゅん)」は、小学校の同級生5人から凄惨ないじめを受けていた。
殴る、蹴るは当たり前だし、エアガンで撃たれたり、首を絞められて殺されそうになるくらいまでのことをされていた。
いじめはどんどんエスカレートしていき、俊だけではなく、かわいがっていた子猫を殺され、最終的には交通事故に見せかけて両親を殺され、弟を寝たきりの状態にまでされてしまう。
愛する者たちをことごとく奪われてしまった俊は、いじめっ子たちに復讐する決意をし、祖父の家の猟銃を持ち出そうとするが、祖父に見つかってしまう。
俊から事情を聞いた祖父は、復讐を止めるのではなく、俊が復讐できる力をつけられるように鍛えてやると言った。
そして年月が経ち、高校生になった俊は、いじめっ子たちに復讐を開始する。
出典:『十字架のろくにん』第1話より
魅力①いじめっ子たちが清々しいまでに悪
この漫画の魅力は、いじめっ子たち5人がそれぞれ、清々しいほどにクズで悪人であることだ。
もうやってる悪事は微塵も情状酌量の余地がない笑
いじめっ子たちが圧倒的に悪であるからこそ、主人公の徹底的な復讐にも引かずに読めるのかもしれない。
ちなみにいじめっ子たちは、高校生になると悪事に磨きをかけ、もはやなんでそんだけやってるのに逮捕されないの?っていうレベルにまで成長を遂げている笑
例えば、売春斡旋とか、拉致監禁とかレイプとか、もうほんと清々しいまでに悪!!
どうしたらこんなふうに成長しちゃうの笑
出典『十字架のろくにん』第3話より
魅力②主人公がめちゃくちゃ強くなる!!
この漫画の2つ目の魅力は、主人公が成長してめちゃくちゃ強くなるということだ。
ここは王道の少年漫画然りだけど、やっぱり年月を経て主人公がめっちゃ強くなると興奮してしまう。
悟空が修行してスーパーサイヤ人2になったり、2年後のルフィが覇気を身につけたりして、誰しもが興奮したあれだ。
俊がどうやって強くなったのかというと、先程も書いたが、祖父に鍛えてもらうことによって復讐できるほどの力を手に入れたのだ。
じいちゃんに鍛えてもらって強くなるの?って思われるかもしれないが、実は俊の祖父は、第二次世界大戦中に秘密部隊に属していて、人の殺し方を叩き込まれたというやばいじいちゃんという設定だ笑
出典『十字架のろくにん』第1話より
その殺人スキルを叩き込まれることにより、スーパー俊に成長を遂げる。
人を殺すことを躊躇しないマインドを手に入れ、関節を自由自在に外すスキルを身につけたり、圧倒的格闘スキルで筋骨隆々の相手すら倒してしまう。
じいちゃんがどんな鍛え方をしたのかはちょくちょく回想シーンでも描かれているので、ぜひ確認してほしい。
出典『十字架のろくにん』第1話より
魅力③拷問による徹底的な復讐!
この漫画の最大の魅力は、なんと言ってもいじめっ子たちへの復讐シーンだ。
圧倒的な強さを手に入れた俊は、一人ずついじめっ子たちに復讐を開始するのだが、単純に殺すようなことはしない。
自分が受けた苦しみ以上の苦しみを与えるために、拷問をしてから殺すのだ。
例えば、小学生の時にエアガンで至近距離から発砲されて、お腹に消えない傷を負わしてきた千光寺克美に対する復讐は、ピーラーで体中の皮膚を剥いて、神経をむき出しにした状態でエアガンで発砲して殺す。
想像しただけで恐ろしい・・・
出典『十字架のろくにん』第5話より
このようにいじめっ子たちそれぞれに対して拷問をして殺していくのだが、中には「そんな拷問器具どこで手に入れたんだよ笑」みたいなものも出てくるのでなかなかシュールでもある。
描写自体はそこまでリアル過ぎずに描かれているので、安心して読めると思う。
まとめ
ここまで『十字架のろくにん』の魅力をお伝えしてきた。
魅力をまとめると以下の3つになる。
① いじめっこたちが清々しいまでに悪 ② 主人公がめちゃくちゃ強くなる ③ 拷問による徹底的な復讐
めちゃくちゃ強くなった主人公が、悪を断罪していくストーリーは読み応えがある。
最後に気になるのは、いじめっ子が5人なのに対して、漫画のタイトルが「ろくにん」という点だが、断罪を続ける主人公が全員を殺したあと、どうなるのかという点も見どろこかもしれない。
漫画は「マガポケ」で無料で読めるので、ぜひ読んでみてほしい。
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